ドイツ語検定4級への道(10日目):名詞の性と格

10日目になりました。

今日は名詞の性と格をやりました。

これも英語にはなくてヨーロッパの言語にはよくある名詞の性の概念ですね。

なぜか名詞に、男性、女性、中性という3つの性があります。

性ごとに名詞の格変化のルールが変わったりします。ドイツ語は助詞がない代わりに、格の変化で「~に」や「~の」を表すのでかなり重要ですね。

では、まとめていきます。

 

男性名詞 女性名詞 中性名詞
der Mann
その男性は
die Frau
その女性は
das Kind
その子供は

名詞の性は、名詞の前に置かれる定冠詞で区別されるそうです。

男性名詞はder、女性名詞はdie、中性名詞はdasです。

また、名詞は文中でも大文字のままです。

 

では、4つの格をやりました。

1格:~が(は)、2格:~の、3格:~に、4格:~を

の4つになります。

  男性名詞 女性名詞 中性名詞
1格
が、は
der Mann
その男性は
die Frau
その女性は
das Kind
その子供は
2格
des Mann[e]s der Frau des Kind[e]s
3格
dem Mann der Frau dem Kind
4格
den Mann die Frau

das Kind

 

「1格:~が(は)」

1格は主語を表していますので、文頭に用いられますね。

Der Vater ist nett. その父親は親切です。
Die Mutter ist schön. その母親は美しいです。
Das Kind lernt Japanisch. その子供は日本語を学びます。

 

「2格:~の」

2格は前の名詞を修飾して~のという意味を表します。of の代わりと考えると楽かもしれません。

ということで、例文は英語と比較してみました。

Die Farbe des Wagens ist gelb. The color of the car is yellow.
Der Preis des Klaviers ist sehr hoch. The price of the piano is very high.

 

「3格:~に」

3格は~にという意味を表します。

Ich begegne der Frau. 私はその女性に会います。
Das Lehrbuch gehört dem Kind. その教科書はその子供のものです。

3格だけを目的語とするgefallen(気に入る)、helfen(助ける)などは、目的語として3格をとりますが、~のお気に入りだ、~を助けると訳すことが多いようです。

 

「4格:~を」

4格は~をを表します。

Georg zeigt der Dame den Weg. ゲオルクはその女性にその道を示します。
Monika liest die Zeitung. モニカはその新聞を読みます。
Anja gibt dem Mann das Geld. アーニャはその男にお金をあげます。

 

 

では、単語です。今日はたくさん出ました。笑

der Vater ファーター
nett ネット 親切な
die Mutter ムッター
schön シェーン 美しい
die Farbe ファルベ
der Wagen ヴァーゲン
gelb ゲルプ 黄色い
der Preis プライス 価格
das Klavier クラヴィーア ピアノ
hoch ホッホ 高い
begegnen ベゲーグネン 会う
das Lehrbuch レーアブーフ 教科書
gehören ゲヘーレン 所属する
zeigen ツァイゲン 示す
der Weg ヴェーク
die Zeitung ツァイトゥング 新聞

ではまた明日。